2023, 10月 13, コラム

バケットハット完全ガイド - その歴史、スタイリング、顔型別被り方まで徹底解説！

あなたがファッションに興味があるなら、バケットハットのトレンドを見逃すわけにはいかないでしょう。80年代のヒップホップシーンから90年代のブリットポップ、そして今、ストリートファッションの定番アイテムとして蘇るバケットハット。その歴史、特徴、顔型に合わせた被り方、おしゃれなコーディネート例を詳細に解説します。この記事を読めば、あなたもバケットハットの魅力に虜になること間違いなし！

　目次

 
bucket HAT
80年代オールドスクールのヒップホップシーンや90年代ブリットポップシーンでブレイクし、
ストリートスタイルやユースカルチャーのファッションアイテムとしてのステータスを確立したバケットハット(BUCKET HAT)。
ストリートでは「バケハ」や「クラッシャー」の愛称で親しまれているアイテム。
 
バケットハットとは？ - アイコンとなったファッションアイテム
クラウンを一周する下向きに傾斜した短いツバが特徴で、
バケツを逆さまにしたような円筒型のクラウンを持つ帽子を「バケットハット(BUCKET HAT)」と呼ぶ。
カジュアルで気楽に被りやすく野外の音楽フェスやスポーツ観戦、キャンプなどのアウトドアにも重宝し、
CAPとは一味違ったコーデのアクセントとしても活躍するファッション性の高いアイテム。
シワを気にせずコンパクトにポケットやバッグに収納しやすい素材・仕様が多く、
“バケハ”の愛称とともに“クラッシャー”の名でも親しまれている。
 
 
バケットハットの歴史 - 80年代から90年代、そして今日に至るまでのジャーニー
バケットハットがストリートファッションとして一気にブレイクしたのは90年代。
80年代ヒップホップシーンでadidasや KANGOLのバケットハットがアイコンとなり、多くのミュージックシーンで取り入れられた。
90年代に入ってからはブリットポップの興隆によって多くのミュージシャンがウィンドブレーカーやトラックジャケットにバケットハットを合わせたことで、90年代を象徴するファッションアイテムとしてストリートに定着した。
 
 
バケットハットとサファリハットの違い - 2つのスタイルを正確に識別
サファリハットは、ツバが広く比較的水平なのが特徴で、風で飛ばされないためのあご紐が付いている。
サファリハットは、軍帽子のブッシュハットやブーニーハットから派生したものとされる。
クラウン側面にある木の枝や草を引っ掛けカモフラージュする際に用いられたブランチループが特徴。バケットハットには、基本付いていない。
 
 
バケットハットが似合う顔型 - 自分にピッタリのスタイルを見つける
基本的にバケットハットが似合うとされる顔型は、卵のような“面長型”。
バケットハットのツバにより視線を横に分散させるため、縦横のバランスが整いやすくルックスもすっきりとした印象となる。
なおバケットハットが似合いにくい顔型とされているは、エラの張った四角い顔型やベース型。
バケットハットの短いツバが横方向に意識を向けてしまうため、バランスが悪く見えてしまいやすいため注意したい。
 
 
バケットハットの被り方 - あなたのスタイルに合った最適なアプローチ
①浅めに被ってアクティブな印象に
バケットハットを後ろに傾け浅めに被ると、顔周りの印象が明るくなりアクティブなルックスとなる。
バケットハットが似合いづらいとされている角ばった輪郭の顔型でも、ツバを横方向に意識させない浅めの被り方なら縦横のバランスを取りやすい。
 
②目深に被ってクールなムード
バケットハットを深めに被ると、ツバによって目元が隠れるためクールな印象になりやすい。
エッジを効かせた着こなしやモードなスタイリングにマッチ。
頭部から顔の上部をバケットハットのクラウン内に収めることで小顔効果もある。
 
 
バケットハットのコーディネート - おしゃれなスタイリング
オールドスクール
80年代オールドスクールを象徴するアイテムのひとつであるバケットハット。
スポーツMIXトレンドで注目を集めるスタジャンの着こなしのアクセントとして如何でしょうか？
 
ワイドパンツでContemporary感を演出。
センタークリース入りのワイドスラックスで今感をプラス。
キレイめカジュアルコーデにあえてバケットハットを取り入れることで、良い按配にハズしをきかせた着こなし。
 
タイドアップしたキレイめコーデ
アンコンジャケットスタイルのセットアップに、トップにはあえてコントラストをきかせた色目のバケットハットを取り入れて大胆に外し、こなれた雰囲気を演出
 
ヘビーデューティー
オイルコーティングやボマージャケット型のブルゾンに茶系・カーキ系を合わせるコーディネート。
ウォッシュ加工が施されたバケットハットを取り入れることで着こなしに適度な抜け感を演出し、こなれた印象に。
こなれた雰囲気にまとめている。ブラウンをベースにしたシックな配色も参考にしたい。
 
バケットハットが似合わない原因と解決策 - あなたのスタイルを最大限に引き立てるコツ
①“自分の顔型に合ったアイテムを選んでいない”
冒頭で紹介したようなバケットハットが似合わないとされる顔型の方はとくに、ハットと顔型のバランスを意識することが重要だ。
被り方を調整するだけで解決できる場合もあるため、鏡の前でバランス良く見える被り方を色々と探ってみるのも良いだろう。
②“バケットハットがコーデに合っていない”
バケットハットはストリートのイメージが強いため、コーディネートを組むときはテイストがチグハグにならないよう心がけたい。
例えば、オーバーサイズのフーディやスウェットシャツとはバツグンの相性を発揮するが、
ジャストサイズのシャツをはじめとしたキレイめなアイテムに馴染ませるには相応のテクニックが必要。
 
 
ATRENA一押しBucket　Hat
 
今期のBucketハットは、注目素材monotone Tweedを使い、
秋冬お出かけ時の、コーディネートに役立つBucketハットをlineup。
※同じ素材・型で、紐付きBucketハットも今月末には入荷予定です。
　ご期待ください。
 
 
これからの帽子トレンド - バケットハットの未来と次に来る可能性のあるアイテム
近年帽子トレンドは以下の流れで時代を演出してきた。
2010～2015：ニットワッチ（春夏でもコーディネイト）
2013～2018：フェルト中折れHat
2017～2020：バスクベレー帽
2021～現在：バケットハット
 
＊ブームが来るまでは、１部の人々のアイコンだった各帽子が、ブームを経て
　〝市民権”を得る。今後はバケットハットが帽子アイテムのスタンダートとして、長く愛用されるだろう。
 
次に来るアイテムは、ツバ付ニット帽（オスロ・ジープ）か？はたまた、久しぶりのオヤジ熱愛のハンチングかも知れない？？
では続きは次回・・・・